50mm

個人的に心待ちにしていた高城剛さんの新著「50mm」を拝読しました。

あいかわらず面白いです。内容はもちろんですが、デザイン、サイズ、構成などすべてが挑戦的で高城さんらしさ全開でした。
出版不況と言われている昨今ですが、こういった媒体を見るといろいろ考えさせられます。

私は、80年代生まれでいわゆる「デジアナ世代」です。青春を90年代で過ごし、主な情報元は雑誌でした。地方出身なので、東京のサブカルチャーの情報などは雑誌の情報をほとんど鵜呑みにしていたのを思い出します。文字通り穴があくほど見たり読んだりしていました。
この「50mm」は、その当時の感覚を思い出しました。情報が新鮮で、デザインがかっこいい。雑誌ってこんな感じだったなぁと。

ネット時代にこんなに新鮮な情報を提供してくれる雑誌も珍しいです。
そもそもこの「50mm」は広告が一切無いのです。その為、面白い情報を好きなだけ発信できるのでしょう。
世界中の最先端の情報が目白押しです。

細かい内容などは、ぜひ購読して頂きたいと思います。

これを読んで「メディアのあり方」を考えさせられました。
そこで良いメディアを作る条件を下記に集約してみます。

・実際に足を使って取材をする。
・取材対象の業界の中でも特に一流の人の話を聞く。
・歴史やデータなど、感情や感想では無く事実関係を元に書く。
・客観的且つ相対的に分析する。
・独自の視点のコメントを入れる。

上記の要素は最低限必要だと感じました。

インターネットが普及し、情報化社会が到来すると様々なメディアが立ち上がりました。
そうするとメディアが多様化され、個人のブログやオウンドメディア、アフィリエイトサイトなどが量産されました。
しかし、それらのサイトは収益化がメインとなり、製作プロセスなどは合理化され、コンテンツの質は下がったように思うのです。そもそも営利目的ですので、仕方のないことなのですが。
その結果、広告目的やPV至上主義のサイトが跋扈しています。
テレビなどのマスメディアでも同じようなことが言えそうです。

しかし、私はこういったメディアと距離を置くメディアのあり方を模索してみたいと常々思っています。
営利目的では無いが収益化できて製作の自由度も高い。そういったメディアが増えたら面白いと思います。

そこで必要になるのはユーザーのリテラシーの向上です。

つまり、アフィリエイトサイトなどを見ても面白いと思わず、何も購入しなければそういったサイトの存在意義は無くなっていきます。

ではどうやってリテラシーを上げていくのか?

残念ながらまだ私の中に解はありません。

しかし、私は「高城剛さん」の活動にヒントがあると思うのです。

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